パウラナー、アウディF1のオフィシャルサプライヤーに就任 - 0.0%がつなぐファンとチーム
ミュンヘンのパウラナーが、2026年デビューのAudi Formula 1 Team公式サプライヤーに就任。主役はノンアル小麦ビールPaulaner 0.0%。バイエルンの空気感でファン体験を強化し、責任ある祝杯を提案。Revolutやadidas、Castrolと並び、文化・技術を横断するパートナーシップを展開。
ミュンヘンに本拠を置く醸造所パウラナーが、新たな一歩を踏み出す。将来のAudi Formula 1 Teamのオフィシャルサプライヤーに就任し、長期的なパートナーシップを結んだ。伝統とクラフトマンシップ、そして一貫した卓越性の追求を土台にする両ブランドが手を組むかたちだ。
アウディにとっては、2026年のデビューに向けてパートナーのエコシステムを広げていく取り組みの一環。技術提携やタイトル契約とは性格が異なり、パウラナーの関与はモータースポーツの文化的・情緒的な側面に焦点を当て、バイエルンらしい空気感を通じてファンとチームを結びつける役割を担う。
パートナーシップの中心に据えられるのは、ノンアルコールの小麦ビール「Paulaner 0.0%」。レースを取り巻く社交の時間を演出しつつ、責任ある祝杯の象徴として位置づけられている。長年のF1ファンから、競技の高揚感と同時に思慮ある選択を重んじる新しい世代まで、幅広いグローバルな観客層を見据えた方向性だ。
両社の担当者は、この提携を、共通する考え方の自然な延長線上にあるものだとしている。アウディは情熱、生産の系譜、そして優れたパフォーマンスの追求という共通アプローチを強調。パウラナーは、国際舞台での存在感を広げ、ノンアルコール製品のラインアップを世界のモータースポーツコミュニティに紹介する機会と捉えている。
資金面や運営面の詳細は開示されていないものの、この提携は、新チームづくりにおいて技術・商業・文化の要素を組み合わせるというアウディの戦略と明確に歩調を合わせる。タイトルスポンサーのRevolutをはじめ、adidasやbp/Castrolなど既存の顔ぶれに加わることで、プロジェクトのファンに向き合う側面がより厚みを増す。
今後は、ブランドとファンのあいだに新たな接点が生まれる可能性もある。祝祭のムードは古くからモータースポーツの一部であり、ノンアルコールという形式でも、安全性や責任の原則を損なうことなく、その雰囲気を保つ助けになる。具体的なアクティベーションの形はまだ示されていないが、狙いは明快だ。伝統を背景にしたわかりやすい象徴を通じて、現代のレースシーンと自然に溶け合わせていく。
Mark Havelin
2025, 12月 10 23:06