新型フォルクスワーゲン T-RocがEuro NCAP 2025で5つ星—厳格化基準下の安全性能を詳しく解説
新型フォルクスワーゲン T-RocがEuro NCAP 2025で5つ星。成人91%・チャイルド87%・歩行者等87%、セーフティアシスト77%。AEBやLKAなど充実装備と評価の要点を解説。TayronやGolf、ID.3、ID.4も最新基準で5つ星維持。厳格化する試験に適合し、コンパクトSUVとして高い競争力。
新型フォルクスワーゲン T-Rocが、2025年のEuro NCAP安全性評価で最高評価の5つ星を獲得した。厳格化された最新の評価基準のもとでも、同車の総合的な安全性能が確かなものであることを裏付ける結果だ。
評価の主要項目はいずれもバランスが取れている。成人保護は91%、チャイルドプロテクションは87%。歩行者や自転車利用者といった交通弱者の保護も同じく87%だった。事故回避技術に焦点を当てるセーフティアシスト分野では77%を記録している。
今回のテストサイクルでは、とりわけアクティブセーフティが重視された。5つ星の土台となったのは、歩行者・自転車検知機能付きの自動緊急ブレーキ、レーンキープアシスト、ドライバー状態監視、クロストラフィックアシスト、降車時警告など、充実した標準装備だ。日常のシーンで効き目を実感しやすい装備がしっかり揃っているのは心強い。
この結果は、2025年のフォルクスワーゲン全体の動きの一部でもある。年初にはTayronも5つ星を獲得。さらに、Golf、ID.3、ID.4の再評価では、システムのアップデート後も5つ星基準を満たし続けていることが確認された。量販モデルの幅広いラインアップで先進安全技術を行き渡らせる方針が、各モデルの成果として形になっていると言える。
独立機関のEuro NCAPは、社会の期待の変化に合わせて試験手順を定期的に厳格化している。そうした前提を踏まえると、新型T-Rocのパフォーマンスは、現行の欧州安全基準にしっかり合致し、コンパクトSUVの中でも競争力を保っていることを示している。評価項目が難しくなるほど、クルマの素の完成度が際立つ。
Mark Havelin
2025, 12月 15 09:12