2026年ルノー トゥインゴ E-Tech エレクトリック:ブリュッセル初披露、Twingomania、価格と主要スペック
ルノーの新型トゥインゴ E-Tech エレクトリックが2026年ブリュッセルで一般初披露。60kW/27.5kWhでWLTP約260km、価格は一部市場で2万ユーロ未満。受注は1月8日開始、Twingomaniaやパリの展示も展開。AmpR Small採用、スロベニア生産。後席スライドや360Lラゲッジなど実用性も魅力
2026年、ルノーは新型トゥインゴ E-Tech エレクトリックを軸に、手の届く電動車セグメントへの復帰を見据えた、周到で段階的なプロモーションを展開する。コンパクトなシティカーをブランドの柱として据え直す狙いが見て取れる。
2025年秋の公開と12月の価格発表に続き、トゥインゴ E-Tech エレクトリックは2026年1月9〜18日のブリュッセル・モーターショーで一般初披露となる。ルノーのスタンドでは他の電動モデルと並んで展示され、デザインだけでなく日常での使い勝手も訴求。左右独立スライド式の後席や最大360リットルのラゲッジ、助手席のシートバックを倒して長尺物を積める点などを見せていく。
発表の中核を成すのがTwingomania。欧州のスタートアップと組み、トゥインゴ E-Tech エレクトリックの精神やデザインモチーフに着想を得た6つの電動モビリティをそろえる。超小型の電動スケートボード、ウォータースポーツ向けのモジュラー式電動ボディボード、多機能な電動マリン推進ユニット、BMXのテイストを取り入れたアーバンEバイク、ミニマルな電動スクーター、そして電動モーターサイクル。いずれも“トゥインゴ”らしい遊び心と型にとらわれないキャラクターを映し出す。
春以降は舞台をパリへ移し、シャンゼリゼ通りでエクスポ・トゥインゴを9月まで開催。初夏には会場でフェスティバル・トゥインゴを実施し、音楽やアーバンカルチャーと組み合わせてローンチの物語を広げる。同時期には国際試乗会が行われ、記者たちが動的挙動や室内の実用性、装備を実走で評価できるようにする。
技術面では、ルノーのAmpR Smallプラットフォームを採用し、ルノー5 E-Techやルノー4 E-Techと共用。60 kW(82 hp)の電動モーターと27.5 kWhのバッテリーを搭載し、WLTP航続は約260 kmをうたう。生産はスロベニアのノヴォ・メストにあるルノーグループの工場で予定されている。
価格面の敷居も重視しており、エントリーのEvolutionは一部欧州市場で優遇策適用前でも2万ユーロ未満に設定。一般向けの受注は2026年1月8日に開始される。プレミアムパートナーを務めるローラン・ギャロスでの露出も、ローンチイヤーの認知を力強く後押しする構図だ。
総じて、企画のスケールや会場の選び方からは、トゥインゴ E-Tech エレクトリックが単なる電動ラインアップの“もう一台”にとどまらないことが伝わってくる。欧州の都市生活において、コンパクトでアクセスしやすいEVを有力な選択肢として再び定着させるための戦略的な一手と言えそうだ。
Mark Havelin
2026, 1月 09 03:04