ブガッティ×レゴの新作2セット発表:シロン Pur SportとVision Gran Turismo
ブガッティとレゴが公式コラボ新作を発表。LEGO Technic シロン プールスポールとSpeed Champions Vision Gran Turismoの詳細、W16や可動ステアリング、LEGO Builder対応を解説。ミニフィギュアやレーシングディテール、インタラクティブな3D組み立ても紹介。
ブガッティとレゴ グループは、長年続く協業をさらに広げるべく、2つの公式セットを新たに投入した。新作は LEGO Technic Bugatti Chiron Pur SportとLEGO Speed Champions Bugatti Vision Gran Turismo。フレンチブランドの“組み立てモデル”における存在感を、一段と押し上げる節目となる。
今回の投入により、ブガッティのレゴモデルが同時期に4種並ぶのは初めて。新作に加えて、LEGO Speed Champions Bugatti CentodieciとLEGO Technic Bugatti Bolideも引き続き販売されており、2018年のLEGO Technic Bugatti Chironから続くパートナーシップが、規模も継続性も着実に育ってきたことを物語る。ラインアップの厚みも増した印象だ。
LEGO Technic Bugatti Chiron Pur Sportは、シロン一族のなかでもハンドリング志向の強い仕様のキャラクターを映し出す。実車が精度と俊敏さを軸に開発された思想は、セットのディテールにも落とし込まれている。全771ピースで構成され、作動するステアリング、開閉式のボディパネル、象徴的なW16エンジンの精密な再現を備える。比率のとれたフォルムはディスプレイでも映え、推奨年齢9歳以上という設定が、テクニックシリーズの工学的・教育的な性格を示す。メカ好きの心をくすぐる仕上がりだ。
2つ目の新作は、ブガッティの“デジタルの遺産”に目を向ける。Bugatti Vision Gran Turismoは、2015年にビデオゲーム『グランツーリスモ』向けのコンセプトカーとして公開されたもので、ブランドのレーシングヒストリーへのオマージュでもある。デザインは伝説的なBugatti Type 57 Tankや、1937年と1939年のル・マン24時間での勝利から着想を得ている。そのバーチャルなビジョンが、全284ピースのLEGO Speed Championsモデルとして現実のプロダクトに姿を変えた。
レゴ版のVision Gran Turismoは、象徴的なホースシューグリル、個性的なライティング、迫力のリアウイング、ミシュランのロゴが入ったワイドタイヤなど、コンセプトの要諦を忠実に再現。ブガッティのレーシングスーツをまとったドライバーのミニフィギュアも付属し、Speed Championsシリーズにおけるモータースポーツ色をいっそう強めている。
両セットはLEGO Builderアプリに対応。インタラクティブな3D組み立て手順、進捗のトラッキング、デジタル上でのモデルとのインタラクションが利用できる。フィジカルな組み立てとデジタルツールを掛け合わせ、体験全体を高めるというレゴの広い戦略を体現するアプローチだ。組み立ての没入感を途切れさせない工夫としても手応えがある。
ブガッティによれば、レゴ グループとの協業は従来型のライセンスを超えたものだという。ハイパーカーのオーナーだけでなく、コレクターやゲーマー、パフォーマンスを愛する幅広い層とつながる機会を生むからだ。同時期に4種類のブガッティモデルがそろう現状は、パートナーシップが成熟段階に入ったことを示唆し、今後の共同プロジェクトの広がりも期待させる。
Mark Havelin
2026, 1月 09 14:30