フォード、米誌Timeの象徴的企業ランキング2026で堂々の首位

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フォードが米誌Timeの「America’s Most Iconic Companies 2026」で首位。全国調査で知名度や文化的影響が高評価。F-150の実績や2026年のF1復帰計画など、伝統と野心のバランスを解説。1903年創業、米国のフォードがモビリティの未来を見据えた投資で市場プレゼンス強化の背景も紹介。

フォード・モーターが、米誌Timeが初めて実施した「America’s Most Iconic Companies 2026」ランキングで首位を獲得した。アップル、マクドナルド、アマゾン、ウォルマートなど世界的ブランドを抑えてのトップで、商業的な強さだけでなく、同社が長年にわたり米国の文化や社会を形づくってきた役割の大きさが際立つ。

このランキングは、米国内の一般層1万人超を対象にした全国調査に基づく。対象企業は、同国の経済と社会に持続的な足跡を残したかどうかで選ばれ、回答者は知名度、文化的影響、感情的な結びつき、レジリエンス、そしてTimeが「アメリカらしさ」と呼ぶ要素など、複数の側面から評価した。

フォードはこうした条件を難なくクリアする。1903年創業で、現在も本社は米国内。1世紀を優に超える継続的な市場プレゼンスを示してきた。同誌は、フォードの影響が自動車の枠を越えることにも触れ、T型フォードの時代に大量生産を取り入れたことで、個人の移動手段を何百万人ものアメリカ人に身近なものとし、日常そのものを塗り替えたと指摘している。

象徴性を支える柱のひとつが、長年にわたり成功を重ねてきたフォード F-150だ。米国で常に販売上位に名を連ねるこのピックアップは、実用性と多用途性のシンボルでもある。ベーシックなワークトラックから高級志向やオフロード重視の仕様まで多彩なラインアップが、アメリカの幅広い消費者層との結びつきをいっそう強めてきた。数字だけでは語り尽くせない説得力がある。

さらに、米国外での展開を広げる一方、モータースポーツへの取り組みを新たにしている点も強調される。2026年の技術規定の下でフォーミュラ1に復帰する計画は、テクノロジー主導のグローバルなレース環境で存在感を保ち続ける意思の表れといえる。

Timeによれば、今回の首位は、伝統と先を見据えた野心のバランスが評価された結果でもある。深い歴史的な根を持ちながら、モビリティの未来を再定義しようとする投資を重ねることで、同社は単なる成功したメーカーにとどまらず、アメリカ産業を象徴する存在としての地位を保っている。いまの市場では、そのバランスが確かな説得力を持つ。

Allen Garwin

2026, 1月 11 08:24