無改造・低走行の1998年式トヨタ・スープラMk4がMecumで24万2,000ドルで落札
Mecum Kissimmee 2026で、走行6,080マイルの無改造1998年式トヨタ・スープラMk4が24万2,000ドルで落札。2JZ-GTEツインターボと6速MT、タルガ仕様の希少なA80がコレクター市場の強さを証明。公開オークションで最高値クラスの結果を分析し、価格動向と希少性を解説。詳報あり
Mecum Kissimmee 2026オークションで、コレクターと市場の視線を一気に集める結果が出た。無改造の1998年型トヨタ・スープラMk4が$242,000で落札され、公道走行可能な工場出荷仕様のA80として、公開オークションでの最高値クラスに名を連ねた。条件がそろえば市場の反応は速い。
この個体は第4世代スープラの最終年式。走行はわずか6,080マイルと極めて少なく、しかも全体がオリジナルのままという点が大きい。生涯のどこかで手が加えられがちなMk4において、この純度はひときわ際立つ。
心臓部は伝説的な3.0リッター直6ツインターボの2JZ-GTE。工場公称で320hp、315lb-ftを発生し、組み合わされるのは6速マニュアルだ。愛好家とコレクターが長く求めてきた王道の組み合わせで、タルガ・スポーツルーフも装備。出品者によれば、これまで一度も取り外されていないという。
スーパーホワイトの外装にブラックレザーの内装という取り合わせは、90年代の空気感を色濃く残す。アナログメーターや物理スイッチ、カセット再生対応の純正オーディオも健在で、まるでタイムカプセルのような佇まいを強調する。こういう一台は、写真からでも清潔感と緊張感が伝わってくる。
$242,000という落札額は、このスープラを、オークションで$200,000超えを達成したごく少数のMk4の一台に押し上げた。2021年に$550,000で落札された映画『ワイルド・スピード』の劇中車のような大見出し級には及ばないものの、走行距離の多い個体や改造車が中心の高額取引は上回っている。
極上かつ低走行のA80が市場から次第に消えていくなか、近年のオークション結果は、手つかずの個体の価値が今後もしばらく堅調に推移しそうだと示唆している。今回の落札は、スープラMk4が日本を代表するスポーツカーから、確立されたコレクターズカーへと歩みを進めたことをあらためて印象づけた。
Allen Garwin
2026, 1月 12 21:08