MINI 2025年の販売実績と電動化の進展:EVが3分の1超に

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MINIの2025年は世界販売17.7%増の288,290台。BEVは3分の1超で10万5,535台、カントリーマンが牽引。JCWは過去最高、25,630台。2026年はポール・スミス エディションも登場。新世代クーパーやコンバーチブルも堅調、カントリーマンEVは81.8%増、電動化の潮流が各国で定着。

MINIは2025年を、グローバル販売の力強い伸びと電動化への明確なシフトを両立させ、ブランド史でも指折りの好結果で締めくくった。世界での販売台数は288,290台と前年から17.7%増。なかでも完全電動モデルが存在感を高め、105,535台を顧客に引き渡し、バッテリー式電気自動車の構成比は世界販売の3分の1超に達した。

この流れは特定の市場に限られない。オランダ、スウェーデン、トルコ、中国などでは、完全電動がMINI販売の過半を占め、電動化がニッチから日常の選択肢へ移行していることを際立たせた。

2025年の主役はラインアップ最大のMINIカントリーマン。全体の32.4%にあたる93,305台を占め、ボリュームをけん引した。販売は前年比15.2%増、完全電動版はさらに鋭く81.8%の伸び。コンパクトSUVと電動パワートレインの組み合わせに対する需要の強さが数字に表れている。

走り志向のサブブランド、ジョン・クーパー・ワークス(JCW)も新たな基準を打ち立てた。販売台数は25,630台で59.5%増、MINI全体に占める構成比は過去最高の8.9%。英国、イタリア、日本、オーストラリアといった市場で、JCWは過去最高の記録を更新している。

伝統のMINIクーパー・ファミリーも堅調だ。3ドア、5ドア、コンバーチブルを合わせた販売は162,789台。とりわけMINIクーパー5ドアが26.5%増と伸び、2025年に登場した新世代のMINIクーパー・コンバーチブルも既に22,491台を積み上げた。オープンモデルであっても勢いを欠かないのが印象的だ。

勢いを受け、MINIは次のプロダクト戦略の段階に備える。2026年からは、MINIクーパー3ドア、5ドア、コンバーチブルに、電動版と内燃版の双方で「MINI ポール・スミス エディション」を設定。MINI STRIPやMINI Rechargedといった取り組みに続く英国人デザイナー、ポール・スミスとの協業を継続し、個性とデザインへのこだわりを一層強める構えだ。

2025年の実績は、電動ラインアップの拡充と新しいデザイン、そしてMINIらしい走りのキャラクターという組み合わせが、世界中で共感を広げていることを示している。いまの流れが続けば、完全電動モデルがブランドの将来像で中心的な役割を担う比重は、さらに高まっていくはずだ。

Mark Havelin

2026, 1月 13 14:18