レンジローバーSVブラックがデザイン・マイアミで北米デビュー。「Dipped in Black」の展示、615PS V8、BASSとセンソリーフロア、モノクローム内装の洗練を詳報。SWB/LWBの選択、12.0L/100km・CO2 271g/kmも解説。発売時期は2025年末予定
2025-12-09T06:54:27Z
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レンジローバー SV ブラックがデザイン・マイアミで北米デビューを果たした。会場では、クルマが掲げるデザインの純度と“黒”の表現力を響かせるインスタレーション「Dipped in Black」を展開。形式的な初披露にとどめず、造形・プロポーション・素材の関係を観念的に掘り下げる見せ方へ振り切ったのが印象的で、SVラインの哲学をいっそう明快に映し出していた。SV ブラックは、そのアプローチを最も控えめでありながら鮮烈に体現する仕様だ。外装はナルヴィック・グロスブラックのフィニッシュに、ポリッシュ仕上げのグロスブラックグリルとダークトーンのアクセント、そして23インチのグロスブラックホイールを組み合わせる。ブレーキキャリパーまでダークにまとめ、リアのブラックセラミック製SVラウンデルがスペシャル・ビークル・オペレーションズに結びつくクラフトマンシップを強調する。全体に、誇張に走らず存在感で語る仕立てだ。室内ではコントラストが落ち着き、建築的なムードへと転じる。エボニーのニアアニリンレザーに特徴的なパンチングパターンを与え、ステッチラインを減らすシングルパネル構造のシートを採用。ブラックバーチのベニア、サテンブラックのセラミック製コントロール、さりげないムーンライトクロームのディテールが一体感のあるモノクローム空間を作り、減算の美学で洗練を際立たせる。無駄を削いだ緊張感が心地よく伝わってくる。技術的な骨子としては、ボディはSWBとLWBの2種、エンジンは最高出力615PSのV8ガソリンを搭載。公表値は燃費12.0L/100km、CO₂排出量271g/kmとしている。見どころはボディ・アンド・ソウル・シート(BASS)と、ブランドが世界初と説明するセンソリー・フロアだ。フロアマット下に埋め込まれた振動トランスデューサーがオーディオシステムやウェルネスモードと同期し、乗員が音を身体で感じ取れるようにする。ドイツの自動車メディアは、厚手のカーペットを通じて振動がより明瞭に伝わるため、靴を脱いだときに効果が最も際立つと伝えている。装備の羅列に終わらせず、体験そのものを主語に据える提案だと受け止めたい。「Dipped in Black」のインスタレーションは、ミース・ファン・デル・ローエのシーグラム・ビルディングから着想を得ている。奥行きを持たせた内壁は同ビルに象徴的な金色のデータムラインを想起させ、帯状の光に沿って配された選りすぐりのデザインオブジェが、黒という色がボリュームやテクスチャ、サーフェスの知覚をどう変えるかを掘り下げる。建築の言語でプロダクトの思想を翻訳する試みとして筋が通っている。デザイン・マイアミへの登場は、新型の公開以上の意味を持つ。ブランドが多感覚的なラグジュアリー、クラフトマンシップ、洗練されたミニマリズムへと舵を切っていることを示すからだ。公式情報によれば、SV ブラックの受注開始は2025年末ごろの見込み。新技術の独立評価はこれからで市場の反応はまだ読めないが、メッセージは明確だ。デザインと素材への規律、そして没入型の体験を掲げる、揺るぎないステートメントである。
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2025
Mark Havelin
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デザイン・マイアミで北米デビュー:レンジローバーSVブラックの黒の美学と没入型テクノロジー
landrover.com
レンジローバーSVブラックがデザイン・マイアミで北米デビュー。「Dipped in Black」の展示、615PS V8、BASSとセンソリーフロア、モノクローム内装の洗練を詳報。SWB/LWBの選択、12.0L/100km・CO2 271g/kmも解説。発売時期は2025年末予定
レンジローバー SV ブラックがデザイン・マイアミで北米デビューを果たした。会場では、クルマが掲げるデザインの純度と“黒”の表現力を響かせるインスタレーション「Dipped in Black」を展開。形式的な初披露にとどめず、造形・プロポーション・素材の関係を観念的に掘り下げる見せ方へ振り切ったのが印象的で、SVラインの哲学をいっそう明快に映し出していた。
「Dipped in Black」のインスタレーションは、ミース・ファン・デル・ローエのシーグラム・ビルディングから着想を得ている。奥行きを持たせた内壁は同ビルに象徴的な金色のデータムラインを想起させ、帯状の光に沿って配された選りすぐりのデザインオブジェが、黒という色がボリュームやテクスチャ、サーフェスの知覚をどう変えるかを掘り下げる。建築の言語でプロダクトの思想を翻訳する試みとして筋が通っている。