Dodge Charger Scat Pack NoseがABC公認レイトモデルに投入 空力パリティ認証と提供開始は2026年1月1日

ABC公認レイトモデルにDodge Charger Scat Pack Nose導入—空力認証済み、デザインがオーバルへ
stellantisnorthamerica.com

ABC公認レイトモデルにDodge Charger Scat Pack Noseが正式投入。ABC委員会の風洞評価で空力パリティ認証済み。Direct Connection経由で2026年1月1日供給開始、PRIで公開。次世代Chargerのデザインと性能をサーキットで体感。Five Star製採用。

ABC公認のレイトモデル・レースに、新型Dodge Charger Scat Pack Nose(スキャットパック・ノーズ)が導入される。これは、ステランティスがモータースポーツへの関与をさらに深めるうえでの大きな一手だ。Direct ConnectionのライセンシーであるFive Star Racecar Bodiesが開発し、コンポーネントは競技用として正式に認証済み。次世代チャージャーの新しいデザイン言語が、そのままオーバルへ乗り込むかたちになる。観客席からも“いまのダッジ”がひと目で伝わる顔つきが走るのは、ブランドの狙いをストレートに体験できるアプローチだと感じる。

承認に先立ち、ABC委員会は入念な比較検証を実施。風洞で抵抗、バランス、ダウンフォースを詳細に評価し、新ノーズがレイトモデル向けに定められた性能均衡(パリティ)要件を満たすと確認した。これにより、チャージャーのフロントセクションを採用するチームも、公平性を保つ厳格な空力枠組みの中に収まる。競技の肝となる“同条件”がきっちり担保されたことは、現場にとって頼もしい。

Five Starの高耐衝撃性コンポジット・ブレンドで成形されたCharger Scat Pack Noseは、SIXPACK搭載の新型Dodge Chargerのビジュアルを忠実に映す。市販モデルの3.0リッター直6ツインターボは、スキャットパック仕様で最大550馬力を発揮し、進化するダッジのパフォーマンス像を象徴している。レーシング用ノーズと合わせるフェイシアのグラフィックには、1960年代にダッジが用い、いま再びブランドの現代的な方向性を示すシンボルとして復活したFratzogエンブレムも配される。往年の意匠を次世代の顔に結び直すこの文脈は、サーキット上でも視覚的な一体感を強く印象づける。

こうした認証は、ステランティスの近年の動きとも歩調を合わせる。NHRAファクトリー・ストック・ショーダウンでは2026年型Dodge Charger Hustle Stuff Drag Pakがお披露目され、Ramは2026年のNASCARクラフツマン・トラック・シリーズ復帰に向けた準備を進めている。新型車のプログラムを草の根からナショナルまでの舞台へ丁寧につなぐ姿勢が、アメリカン・モータースポーツへの投資の本気度を物語る。

Charger Scat Pack Noseとフェイシア・グラフィックのキットは、2026年1月1日からレイトモデルの各チーム向けに提供開始となる。インディアナポリスで開かれるPerformance Racing Industry(PRI)ショーでの一般公開は、ファクトリー支援のパフォーマンスパーツでレーサーを後押しするDirect Connectionの役割を際立たせる場にもなる。認証済みの空力プロファイルと、ダッジ次世代パフォーマンス群との強いビジュアルの結びつきによって、この新ノーズはレイトモデルのグリッドで存在感の大きい一枚になるはずだ。

Mark Havelin

2025, 12月 12 21:39