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BMWがCRCC稼働開始、電池セルのダイレクト・リサイクルで循環型生産へ—コスト低減とサステナビリティを両立
BMW、ザルヒングにCRCCを開所—電池セルのダイレクト・リサイクルでクローズドループを実装
BMWがCRCC稼働開始、電池セルのダイレクト・リサイクルで循環型生産へ—コスト低減とサステナビリティを両立
BMWがバイエルン州ザルヒングでCRCCを稼働。電池セルのダイレクト・リサイクリングで生産残材を再投入し、コスト低減とサステナビリティを両立。Encoryと運営、CMCCと連携。年間中二桁トン規模の材料を処理し、リチウム・コバルト・ニッケルなどをクローズドループ化。地域で研究・製造・リサイクルを完結。
2025-12-17T10:25:30Z
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BMWグループは、バッテリー生産のサーキュラーエコノミーに向けてもう一つ現場発の前進を見せた。バイエルン州ニーダーバイエルンのザルヒングに新設したCell Recycling Competence Center(CRCC、セル・リサイクリング・コンピテンス・センター)が稼働を開始したのだ。Encory GmbHと共同で立ち上げられたこの拠点は正式運用に入り、重要なバッテリー材料を生産のクローズドループに留めるというBMWの方針における大きな節目となる。新センターの中核をなすのは、BMWグループの専門家が社内で磨き上げた革新的な「ダイレクト・リサイクリング」だ。従来の湿式法や乾式法によるリサイクルと違い、生産ラインで生じる残材や完成セルを機械的に解体して資材を取り出す。回収した素材は化学的に原料へ戻さず、電池セルの製造工程へそのまま再投入する設計で、エネルギー集約的な処理工程をいくつも省ける。工程短縮につながる理にかなったアプローチだ。本格稼働後は、年間で二桁トン台の中ほどの規模の電池セル材料を処理する見込み。回収したリチウム、コバルト、ニッケル、黒鉛、マンガン、銅などの原材料は、パルスドルフのCell Manufacturing Competence Center(CMCC)におけるパイロット電池セル生産で再利用される。開発・製造・リサイクルを地域内の密なネットワークで完結させる目配りが光る。ザルヒングの施設は、BMWグループとInterzero Groupがそれぞれ50%出資する合弁会社Encory GmbHが建設・運営を担当する。運営はEncoryが担う一方、ダイレクト・リサイクリングの知的財産はBMWグループに帰属する。プロジェクトへの投資額は約1,000万ユーロで、約20人の雇用創出を見込む。延べ床面積2,200平方メートルの建物には太陽光発電設備を備え、電池セルの放電で生じるエネルギーもリサイクル工程の支援に活用できる。細部まで無駄を出さない運用思想がにじむ。BMWは、ダイレクト・リサイクリングを単なる研究テーマではなく、将来の量産適用の可能性を持つ技術として位置づける。同社によれば、このプロセスは電池セル製造のコスト低減とサステナビリティの向上に資する可能性がある。とりわけ、欧州でリサイクル効率の引き上げや再生材含有率の最低基準が求められる流れが強まるなか、狙いは明快だ。CRCCの始動により、BMWはミュンヘンの研究、パルスドルフのパイロット製造、そしてザルヒングのリサイクルを結ぶ地域のコンピテンス・チェーンを完成させた。これらの拠点はグループの電池セル戦略を支える中枢となり、寿命を迎えたバッテリーを次世代電動車のための信頼できる原材料供給源へと変えていく意志を鮮明に示している。
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BMW、ザルヒングにCRCCを開所—電池セルのダイレクト・リサイクルでクローズドループを実装
bmwgroup.com
BMWがバイエルン州ザルヒングでCRCCを稼働。電池セルのダイレクト・リサイクリングで生産残材を再投入し、コスト低減とサステナビリティを両立。Encoryと運営、CMCCと連携。年間中二桁トン規模の材料を処理し、リチウム・コバルト・ニッケルなどをクローズドループ化。地域で研究・製造・リサイクルを完結。
BMWグループは、バッテリー生産のサーキュラーエコノミーに向けてもう一つ現場発の前進を見せた。バイエルン州ニーダーバイエルンのザルヒングに新設したCell Recycling Competence Center(CRCC、セル・リサイクリング・コンピテンス・センター)が稼働を開始したのだ。Encory GmbHと共同で立ち上げられたこの拠点は正式運用に入り、重要なバッテリー材料を生産のクローズドループに留めるというBMWの方針における大きな節目となる。
新センターの中核をなすのは、BMWグループの専門家が社内で磨き上げた革新的な「ダイレクト・リサイクリング」だ。従来の湿式法や乾式法によるリサイクルと違い、生産ラインで生じる残材や完成セルを機械的に解体して資材を取り出す。回収した素材は化学的に原料へ戻さず、電池セルの製造工程へそのまま再投入する設計で、エネルギー集約的な処理工程をいくつも省ける。工程短縮につながる理にかなったアプローチだ。
本格稼働後は、年間で二桁トン台の中ほどの規模の電池セル材料を処理する見込み。回収したリチウム、コバルト、ニッケル、黒鉛、マンガン、銅などの原材料は、パルスドルフのCell Manufacturing Competence Center(CMCC)におけるパイロット電池セル生産で再利用される。開発・製造・リサイクルを地域内の密なネットワークで完結させる目配りが光る。
ザルヒングの施設は、BMWグループとInterzero Groupがそれぞれ50%出資する合弁会社Encory GmbHが建設・運営を担当する。運営はEncoryが担う一方、ダイレクト・リサイクリングの知的財産はBMWグループに帰属する。プロジェクトへの投資額は約1,000万ユーロで、約20人の雇用創出を見込む。延べ床面積2,200平方メートルの建物には太陽光発電設備を備え、電池セルの放電で生じるエネルギーもリサイクル工程の支援に活用できる。細部まで無駄を出さない運用思想がにじむ。
BMWは、ダイレクト・リサイクリングを単なる研究テーマではなく、将来の量産適用の可能性を持つ技術として位置づける。同社によれば、このプロセスは電池セル製造のコスト低減とサステナビリティの向上に資する可能性がある。とりわけ、欧州でリサイクル効率の引き上げや再生材含有率の最低基準が求められる流れが強まるなか、狙いは明快だ。
CRCCの始動により、BMWはミュンヘンの研究、パルスドルフのパイロット製造、そしてザルヒングのリサイクルを結ぶ地域のコンピテンス・チェーンを完成させた。これらの拠点はグループの電池セル戦略を支える中枢となり、寿命を迎えたバッテリーを次世代電動車のための信頼できる原材料供給源へと変えていく意志を鮮明に示している。
Mark Havelin
2025, 12月 17 10:25