メルセデス・ベンツVLE、VAN.EA採用の完全電動バンが2026年3月10日に世界初公開

メルセデス・ベンツ新型電動バンVLE、2026年3月10日世界初公開 シュトゥットガルトで披露 VAN.EA採用
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メルセデス・ベンツの完全電動バンVLEが2026年3月10日、シュトゥットガルトで世界初公開。VAN.EA採用、800V系と約113kWhでWLTP約480kmを想定。ビトリア工場で量産準備も進行。リムジン級の乗り心地と多用途性、最大8名レイアウトで個人から送迎まで対応。主要スペックは後日公表予定。

メルセデス・ベンツは、新型の完全電動バンVLEの世界初公開日を正式に明らかにした。世界デビューは2026年3月10日、会場は自動車の誕生地として意図的に選ばれたシュトゥットガルトとなる。ブランドのバン戦略における重要な一歩だ。

VLEは、新開発のVAN.EAモジュラー電動アーキテクチャを採用するメルセデス・ベンツ初の量産車となる予定。次世代バン専用に設計されたこのプラットフォームは、ファミリー向けからエクスクルーシブなシャトル用途まで、今後の幅広いモデルの基盤になる構想だ。

クラシックなMPVと高級乗用車の中間に位置づけられるVLEは、リムジン級の乗り心地とハンドリングに、マルチパーパス車に期待される多用途性を重ね合わせることを狙う。室内は最大8名が座れるレイアウトを用意し、個人ユーザーはもちろん、プレミアムな送迎サービスに向けた仕様も想定されている。こうしたパッケージングは、用途を選ばない一台を求める層に刺さりやすい。

独語・英語圏の自動車メディアが伝える追加情報からは、技術面の方向性も見えてくる。電気系は800ボルトを採用し、公開情報ではバッテリー容量が約113kWhまでとなる見込み。航続距離は約480km(WLTP)が挙げられており、試作車のテストでは少ない充電停止でも長距離移動に適性を示したという。数値はあくまで目安ながら、実用域での手応えは感じさせる。

量産に向けた準備も進む。スペインのビトリア工場ではプレシリーズの組立が始動しており、新アーキテクチャに対応するための大規模なアップグレードが施された。同拠点は、VAN.EAを用いる乗用バンの中核生産ハブになる計画だ。

一方で、パワートレインの出力や充電性能といった主要スペックはまだ公式には開示されていない。それでも全体のコンセプトからは、メルセデス・ベンツの明確な意図が読み取れる。電動バンを既存モデルの派生として扱うのではなく、独立したプレミアム領域として打ち出す姿勢だ。発表済みのアーキテクチャ、試験プログラム、製造準備を踏まえると、VLEがこの戦略転換の中核を担う可能性は高い。

Mark Havelin

2025, 12月 18 09:23