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ポルシェ 911 S/T 60周年記念で番号重複。誠実な是正と公式保存の舞台裏、限定1,963台の顛末
ポルシェ 911 S/Tで番号「1724」が重複—謝罪と是正、2台の特注仕様が語る人間味
ポルシェ 911 S/T 60周年記念で番号重複。誠実な是正と公式保存の舞台裏、限定1,963台の顛末
911の60周年記念モデル「ポルシェ 911 S/T」で限定番号1724が重複。ポルシェはツッフェンハウゼンで謝罪し是正、誤プレートを公式保存。2台の特注色とSonderwunschの思想も紹介。ヘリテージ仕様や特注色ローズレッド、2026年の通常設定化も。525PSのNAフラット6と軽量設計に言及。
2025-12-22T12:15:05Z
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時にブランドをもっとも雄弁に物語るのは、ビッグローンチではなく、人間らしい不完全さだ。ポルシェ 911 S/T では、個別仕様の途中で起きた小さな手違いが、いまやメーカーの公式な歴史の一部になっている。911の60周年を祝うアニバーサリー仕様の911 S/Tは、1,963台の限定生産。各車の助手席側ダッシュボードには、限定番号を刻んだバッジが取り付けられる。この一点物の注文は手作業で進められるが、その過程で「1724」という番号が誤って二重に割り当てられてしまった。その一台はグアテマラのペドロ・ソリス・クルスマンに届けられ、番号は家族の誕生日に由来する深い意味をもっていた。もう一台はスーザン・ターヘルのもとへ。本来は別の番号が付くはずだったという。重複が発覚すると、ポルシェは率直で少し異例ともいえる対応を選んだ。 両氏はツッフェンハウゼンに招かれ、ポルシェは正式に謝罪して訂正を実施。誤って取り付けられていたプレートは取り外され、社内アーカイブに保存されて歴史資料として公式に記録された。ミスを包み隠さず記録へと昇華させるこの姿勢は、クラフトマンシップと手仕事を基盤にした特別注文プログラムSonderwunschの思想を地で行くものだと映る。ただし、番号を一瞬共有したこと以外は、2台は個性の出し方がまったく異なる。クルスマンの911 S/Tはヘリテージデザイン・パッケージを選び、ショアブルー・メタリックの外装と、往年の意匠に着想を得た内装を組み合わせる。一方、ターヘルの一台はPaint to Sample Plusのローズレッドで仕立てられた。1970年代にはFraiseと呼ばれ、レース時代のアイコン的なポルシェと結び付けられてきた色だ。今回のコミッションを経て、この色は2026年モデルイヤーからPaint to Sampleの通常メニューに加わることが承認された。根っこにあるのは、あくまで走りを純粋に味わうためのスポーツカーという姿勢。自然吸気の4.0リッター水平対向6気筒は525PSを発し、組み合わされるのはマニュアルギアボックス。全体は一貫して軽量に作られている。モデル名は1960年代後半の競技用911 STに由来し、今回の番号騒動は、その系譜に人間味のある一章をそっと書き加えた。機械と数字の世界に、こうした余白が残っているのはなんだか心強い。
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ポルシェ 911 S/Tで番号「1724」が重複—謝罪と是正、2台の特注仕様が語る人間味
porsche.com
911の60周年記念モデル「ポルシェ 911 S/T」で限定番号1724が重複。ポルシェはツッフェンハウゼンで謝罪し是正、誤プレートを公式保存。2台の特注色とSonderwunschの思想も紹介。ヘリテージ仕様や特注色ローズレッド、2026年の通常設定化も。525PSのNAフラット6と軽量設計に言及。
時にブランドをもっとも雄弁に物語るのは、ビッグローンチではなく、人間らしい不完全さだ。ポルシェ 911 S/T では、個別仕様の途中で起きた小さな手違いが、いまやメーカーの公式な歴史の一部になっている。
911の60周年を祝うアニバーサリー仕様の911 S/Tは、1,963台の限定生産。各車の助手席側ダッシュボードには、限定番号を刻んだバッジが取り付けられる。この一点物の注文は手作業で進められるが、その過程で「1724」という番号が誤って二重に割り当てられてしまった。
その一台はグアテマラのペドロ・ソリス・クルスマンに届けられ、番号は家族の誕生日に由来する深い意味をもっていた。もう一台はスーザン・ターヘルのもとへ。本来は別の番号が付くはずだったという。重複が発覚すると、ポルシェは率直で少し異例ともいえる対応を選んだ。
Porsche 911 S/T / porsche.com
両氏はツッフェンハウゼンに招かれ、ポルシェは正式に謝罪して訂正を実施。誤って取り付けられていたプレートは取り外され、社内アーカイブに保存されて歴史資料として公式に記録された。ミスを包み隠さず記録へと昇華させるこの姿勢は、クラフトマンシップと手仕事を基盤にした特別注文プログラムSonderwunsch の思想を地で行くものだと映る。
ただし、番号を一瞬共有したこと以外は、2台は個性の出し方がまったく異なる。クルスマンの911 S/Tはヘリテージデザイン・パッケージを選び、ショアブルー・メタリックの外装と、往年の意匠に着想を得た内装を組み合わせる。一方、ターヘルの一台はPaint to Sample Plusのローズレッドで仕立てられた。1970年代にはFraiseと呼ばれ、レース時代のアイコン的なポルシェと結び付けられてきた色だ。今回のコミッションを経て、この色は2026年モデルイヤーからPaint to Sampleの通常メニューに加わることが承認された。
根っこにあるのは、あくまで走りを純粋に味わうためのスポーツカーという姿勢。自然吸気の4.0リッター水平対向6気筒は525PSを発し、組み合わされるのはマニュアルギアボックス。全体は一貫して軽量に作られている。モデル名は1960年代後半の競技用911 STに由来し、今回の番号騒動は、その系譜に人間味のある一章をそっと書き加えた。機械と数字の世界に、こうした余白が残っているのはなんだか心強い。
Mark Havelin
2025, 12月 22 12:15