ジルバーシュトラーセをMacan Turbo Electricで巡る—鉱業遺産とクリスマス、EV充電の今

ポルシェ Macan Turbo Electricで巡るジルバーシュトラーセのEV旅—鉱山遺産と充電体験
porsche.com

ポルシェの完全電動Macan Turbo Electricでザクセンの歴史街道ジルバーシュトラーセを巡る旅。鉱山遺産、ザイフェンやドレスデンのクリスマス、市内外の充電スポットと270kW急速充電も紹介。

ポルシェは自社のNewsroomプラットフォームで、完全電動のMacan Turbo Electricでザクセンの歴史街道「ジルバーシュトラーセ」をたどるクリスマスのロードストーリーを公開した。エルツ山地を縫うこの道は、地域の鉱業遺産といまの電動モビリティを静かに結びつける。題材の選び方は象徴的で、季節感と技術の現在地が同じフレームに収まる。

中心となるのは「銀の道」ことジルバーシュトラーセ。全長はおよそ140キロメートルで、中世に銀の交易路として始まった。15~16世紀にはエルツ山地が欧州で最も重要な銀鉱石の産地となり、その遺産は現在、ユネスコの「エルツ山地/クルシュノホリ鉱業地域」として認められている。

旅は工業史に彩られ、伝統的にジルバーシュトラーセの起点とされるツヴィッカウから始まる。そこから道は森と山あいの町を抜け、いまは博物館として公開される旧鉱山の脇をかすめていく。シュヴァルツェンベルクでは、2015年にポルシェがKUKAの金型製作部門を取得したのちに設立されたツール製作部門、Porsche Werkzeugbauという自社の産業的足跡とも交差する。

この道の祝祭的な顔つきが最も濃くなるのは、ドイツの“非公式なクリスマス首都”として知られるザイフェンだ。Erzgebirgische Volkskunst Richard Glässerの工房では、伝統の木製ピラミッドやくるみ割り人形などが今も大半を手作業で生み出されている。見学のできる実演工房では、その工程を目の当たりにでき、鉱山文化に根差した手仕事の系譜が息づいていることがわかる。観光絵葉書に終わらない厚みがある。

クリスマスの旅はドレスデンへと続き、シュトリーツェルマルクトへ。1434年に創設され、アルトマルクトで開かれるこの市場は、ドイツ最古のクリスマスマーケットとして知られる。銀鉱によってもたらされた富が、かつてザクセンの文化や建築の発展をどう形づくったかを物語る舞台でもある。

ルートの結びはライプツィヒのポルシェ工場とポルシェ・エクスペリエンスセンター。ここではパナメーラと新型の完全電動マカンが生産されている。ここにゴールを置いたことで、歴史的なクラフトマンシップから現代の自動車製造へのバトンが自然に見えてくる。

実用面の描写も欠かさない。道中にはヒンメルクロンやエステンフェルトを含むポルシェ・チャージング・ラウンジがあり、ハイパワー充電と快適なラウンジを24時間365日利用できる。Macan Turbo Electricは最大270 kWのDC充電に対応し、条件が整えばバッテリーを10%から80%までおよそ21分で充電できる。

全体を見渡せば、ジルバーシュトラーセは単なる景勝ルートではない。鉱業が地域のアイデンティティを形づくり、手工芸が伝統をつなぎ、いまは電動モビリティが過去と現在のあいだを静かに走り抜ける――欧州史の生きた一本の糸として浮かび上がる。

Mark Havelin

2025, 12月 24 08:16