ルノー クリオVI発表: フルハイブリッドE-Tech 160、拡大ボディと高度なデジタル装備

新型ルノークリオVI詳報:E-Techハイブリッド搭載、Bセグ拡大ボディと先進安全・デジタル装備|価格も判明
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ルノークリオVIの詳細レビュー。フルハイブリッドE-Tech 160やTCe 115、拡大したBセグボディ、OpenRとGoogle搭載マルチメディア、最大29種の運転支援、燃費3.9L/100km・CO2 89g/km、都市で最大80%EV走行、独価格も掲載。

ルノーは、ブランドの顔として30年以上育ててきたクリオの第6世代で、Bセグメントへのアプローチを塗り替える。1990年以降に累計約1,700万台を販売してきたクリオは、常にユーザーの期待の変化を映して進化してきた。新型クリオVIもその流れを引き継ぎ、より力強いデザインと先進技術、そして電動化への一段と強い注力を組み合わせている。

最新世代はサイズも存在感も一回り大きくなり、Bセグメントの上限に近づいた。シャープなエクステリアと徹底刷新されたインテリアの組み合わせは、コンパクトの枠を広げつつ、都市型のキャラクターは手放さないというルノーの狙いを示す。ひとクラス上の空気感をまといながら、日常での扱いやすさはちゃんと残している。

ルノー クリオ VI
Renault Clio VI / renaultgroup.com

技術面の中心は、フルハイブリッド E-Tech 160。1.8リッターのガソリンエンジンに2基の電動モーターと1.4kWhのバッテリーを組み合わせ、先代比で出力と効率を高めた。公称値は燃費が3.9L/100kmから、CO2排出量は最低89g/km。市街地では走行時間の最大80%を電動走行でこなせるとされ、日々の街乗りにうってつけだと感じられる。

ハイブリッドのほかに、TCe 115のガソリンエンジンも用意。トランスミッションはマニュアルまたはEDCオートマチックを選択できる。さらに、ガソリンとLPGのバイフューエル仕様も後日追加予定で、選択肢の幅を確保している。

ルノー クリオ VI
Renault Clio VI / renaultgroup.com

室内は質感とデジタル統合の面で明確に前進した。デュアルディスプレイのOpenRコックピット、Googleサービス内蔵のOpenR Linkマルチメディア、そして最大で29種類の運転支援機能により、クリオVIはBセグメントと上位クラスの境界に迫る存在になった。実用車の枠を少し踏み越える完成度だ。

価格設定もそのポジショニングに合わせた。ドイツでは新型クリオのベース価格がおよそ19,900ユーロから、フルハイブリッドのE-Tech 160は約24,200ユーロからとなる。これにより、クリオはクラス随一の先進性を備えた一台として位置づけられる。

ルノー クリオ VI
Renault Clio VI / renaultgroup.com

拡大したボディ、ハイブリッド中心の構成、そして高水準のデジタル装備と安全技術。クリオVIは単なる年次改良を超え、Bセグメントの境界を少しずつ押し広げようとするルノーの意思を体現している。一方で、欧州の小型車市場を支えてきたクリオの役割は、変わらずしっかりと守られている。

Mark Havelin

2025, 12月 26 00:42