テスラの納車コンセンサス解説:2025年Q4は減速、主力モデル偏重と蓄電導入増

テスラ納車コンセンサス公開:2025年Q4減速見通し、主力依存鮮明と蓄電導入は増加・通年164万台見込み
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テスラが投資家向けに納車コンセンサスを公開。2025年Q4は約42.3万台で減速見通し、通年約164万台。モデル3/Y偏重が続く一方、蓄電はQ3 12.5GWh、Q4 13.4GWh、通年45.9GWhを予想。2025年Q3納車は49.7万台、2024年Q4の49.6万台からの二桁減が示唆され、市場の慎重姿勢を反映。

テスラは投資家向け情報ページで、同社が取りまとめた納車コンセンサスを公開した。売り手側アナリストによる2025年第4四半期から2029年までの見通しを要約したもので、資料の日付は2025年12月29日。なお、同資料にはテスラがアナリストの見解を支持するものではないこと、実績値は2025年第3四半期のみで、それ以降はすべて推計値であることが明記されている。

公表された表によれば、テスラの2025年Q3の納車台数は497,099台。一方で、Q4のコンセンサスは約422,850台にとどまり、主力のモデル3とモデルYが大半を占める。その他のモデルの合計は3万5千台未満で、販売ボリュームが依然として中核ラインアップに偏っている構図が浮かぶ。

このQ4見込みは前年との対比でも鮮明だ。2024年Q4の納車は495,570台だったため、現時点のコンセンサスは前年比で二桁の減少を示唆する。年末にかけて市場の見方が慎重さを増していることが数字ににじむ。

通年では、2025年の納車総数は約164万台との見立て。足元の期間については参加する予測の母数が多く、見通しのバラつきは比較的抑えられている。さらに先を見渡すと、このコンセンサスは2020年代後半にかけて年次の納車が緩やかに持ち直し、着実に積み上がっていく姿を示す。

エネルギー事業の期待値も盛り込まれている。実績として、2025年Q3の蓄電システム導入量は12.5GWh。Q4のコンセンサスは13.4GWhで、通年では約45.9GWhが見込まれる。2024年を上回る水準だ。ただしテスラは、車両納車数も蓄電導入量も、四半期の業績を直接示す指標ではないと改めて注記している。

公開された数字の並びからは、主力への依存度の高さと、年末に向けた控えめなトーンが読み取れる。いずれにせよ、同社が一括で市場予想を示したことで、次の正式発表までの物差しは一段と明確になった。

Allen Garwin

2025, 12月 31 10:54