エミリー・コックスがフォルクスワーゲンの顔に。家族志向SUV「タイロン」で日常の移動を語る

フォルクスワーゲン、新アンバサダーにエミリー・コックス起用—家族向けSUV「タイロン」を日常で体現する
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フォルクスワーゲンは新ブランドアンバサダーに女優エミリー・コックスを起用。家族向けSUV「タイロン」で安全性や広さ、最大7人乗りや885リットルの荷室など実用性を体現し、ブランドの“日常”を伝える。俳優としての節目とも重なり、親しみと誠実さを軸に、日常の移動に寄り添うブランド戦略を強化する方針だ。今後も発信を続ける。

フォルクスワーゲンは新たなブランドアンバサダーとして、エミリー・コックスを起用した。親しみやすさや誠実さ、等身大の姿勢といった共通の価値観を軸にしたパートナーシップで、同社が長年築いてきた「日常に近い」「家族の移動に寄り添う」ブランド像と響き合うという。人選としても、ブランドの素顔を自然に見せる手段として筋が通っている。

今回の協業では、コックスが日常の移動でフォルクスワーゲンのSUV「タイロン」に乗り、ブランドを体現する。タイロンは現行ラインアップでティグアンとトゥアレグの間に位置する中核モデル。家族使いを見据えた設計で、広々とした室内に加え、最大7人乗りに対応するオプションのサードシートや、仕様によっては最大885リットルの荷室を備える。実用性を軸にしたパッケージングは、このセグメントで求められる要点をしっかり押さえている。

コックスは、幼い頃からフォルクスワーゲンに親しみがあり、家族の最初のクルマはゴルフだったと振り返る。現在は母親としてウィーン、ベルリン、各地の撮影現場を行き来する中で、安全性や空間、快適性を重視しており、その点でタイロンが頼れる存在だと位置づけている。発信されるメッセージがモデルの狙いと自然に重なる印象だ。

彼女の起用は、キャリアの節目とも重なる。12月25日からはドイツの劇場で公開された“The Physician 2”に主演として登場。物語はロブ・コールの続編で、舞台は11世紀のロンドンへ。2013年の国際的なヒット作を受け継ぐ形で、世界初上映は12月15日にケルンで行われ、撮影はハンガリー、ケルン、ベルリンで実施された。

フォルクスワーゲンにとって今回の取り組みは、抽象的なブランド像よりも、親近感のある人物と実生活での使われ方に焦点を当てる広範なコミュニケーション戦略に沿うものだ。エミリー・コックスとのタッグによって、世代を超えて家族に寄り添ってきたブランドという役割を、アンバサダーの日常というレンズを通して重ねて示す狙いがうかがえる。大げさな言葉より、生活の手触りで語る方がこのブランドには似合う。

Mark Havelin

2025, 12月 31 12:47