ブガッティ シロン・スーパースポーツ「Elephant Blanc」がボナムス・スコッツデールに出品

ブガッティ シロン・スーパースポーツ「Elephant Blanc」ワンオフが2026年1月ボナムス出品
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ブガッティ シロン・スーパースポーツ「Elephant Blanc」ワンオフが、2026年1月23日ボナムス・スコッツデールで出品。象モチーフの特別内装とW16 1,578馬力、ロングテールの高速志向など独自性を詳報。ロワイヤルの象マスコット由来の美学を継承。推定落札額は未公表で、希少性ゆえ評価は要問い合わせ。

2026年1月、特別仕様の2024年型ブガッティ・シロン・スーパースポーツ「Elephant Blanc」がボナムスのスコッツデール・オークションに出品される。この車両はビスポークのワンオフとして製作され、ブガッティの芸術性と歴史から直接インスピレーションを受けた一台だ。

Elephant Blanc、すなわち白い象を意味する名は、ブラン・グラシエの外装色を指すと同時に、ブランド初期の象徴にもつながる。1920年代後半、伝説のタイプ41ロワイヤルには、創業者エットーレ・ブガッティの弟で彫刻家のレンブラント・ブガッティによるラジエーター上の象の彫像があしらわれた。工学とアートの融合を体現したその意匠は、現代のハイパーカーにも響くテーマとして受け継がれている。

シロン・スーパースポーツにボンネットマスコットはないが、象のモチーフは室内にさりげなく息づく。ヘッドレストには象の刺繍、ドアシルにはL’Elephant Blancの筆記体が配される。キャビンの大部分はカーボンファイバー地を広く露出させ、技術志向と軽量設計へのこだわりを強調。視覚的な引き締まりも感じさせるつくりだ。

メカニズムは標準のシロン・スーパースポーツ仕様に準じる。8.0リッターW16クアッドターボは1,578馬力を発生。よりサーキット志向のピュールスポールと異なり、スーパースポーツは持続的な高速走行での洗練と安定性を重視した高速グランドツアラーとして開発された。空力効率と直進での落ち着きに大きく寄与するロングテールのボディワークが、その性格の核を成す。

Bugatti Chiron Super Sport Elephant Blancは、2026年1月23日のBonhams The Scottsdale Auctionでの出品が予定されている。予想落札額は公表されておらず、カタログ上の評価は担当部門に照会とされる。公式な数字がないのは、この個体が唯一無二で、量産型のシロンと単純に比較しづらい事情を映している。

このロットへの関心はスペックだけにとどまらないはずだ。現代ハイパーカーのエンジニアリングと、ブガッティを象徴する芸術的モチーフへの明快なオマージュという稀有な組み合わせが、人を惹きつける要因になりそうだ。

Allen Garwin

2026, 1月 02 00:05