NIOとXPENGが2025年に納車記録を更新:海外展開と充電インフラ投資でスケール拡大

NIOとXPENG、2025年に過去最高納車達成 プレミアムEVと海外・インフラ戦略で成長加速【新記録】
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NIOとXPENGが2025年に過去最高の納車を達成。NIOは12月48,135台・通年326,028台、ES8やバッテリー交換などエコシステムで強化。XPENGは海外60地域と充電網3,000拠点へ拡大、CO2削減も訴求。主要指標と成長戦略を分かりやすく解説。マルチブランドと海外展開の違いも整理。数字の背景も紹介。

中国のプレミアムEVメーカー、NIOとXPENGが、2025年を過去最高の納車実績で締めくくった。成長の加速は中国国内にとどまらず海外でも鮮明で、数字の勢いが目を引く。両社は通年だけでなく、12月と第4四半期でも新記録を打ち立てた。

12月はNIOにとって単月として過去最高で、48,135台を顧客に届け、前年同月比54.6%増となった。結果は同社のマルチブランド体制の存在感が高まっていることも示す。中核のNIOブランドが最大の比重を占める一方、ファミリー層向けのONVOや、コンパクトなハイエンド志向のFIREFLYも着実に寄与した。第4四半期の納車は124,807台、通年は326,028台で、2024年比でほぼ47%増。年末時点の累計納車は100万台の大台に迫った。

NIOはフラッグシップ電動SUVであるAll-New NIO ES8の好調ぶりにも言及した。累計納車は4万台を超え、中国で車両価格が40万元超のバッテリーEVとして最速の売れ行きになったと同社は説明する。勢いの背景として、充電、バッテリー交換、アップグレード可能な車両技術を組み合わせた広範なエネルギーエコシステムを挙げており、製品と基盤を一体で磨く戦い方が効いている印象だ。

XPENGも年末に歴史的高水準でフィニッシュした。12月の納車は37,508台、2025年通年は429,445台で、前年の実績を倍以上に伸ばした。海外展開の比重も増し、年間で中国以外に45,008台を納車し、年末までに展開地域は60の国・地域へと広がった。

インフラ整備はXPENGの戦略の中核に据えられたままだ。2025年には1,100カ所超の充電ステーションを新設し、自社運営の充電ネットワークは約3,000拠点に到達。環境面の効果についても、2025年に納車された車両がライフサイクル全体で削減する温室効果ガスはCO2換算で661万トン超になる見込みだと強調している。規模と基盤づくりを同時に積み上げる姿勢が数字にも表れている。

総じて、両社の結果は補完関係にある二つの成長軌道を描き出す。NIOはマルチブランドと統合型エネルギーエコシステムでプレミアム市場を深掘りし、XPENGは海外展開と充電インフラ投資で一段とスケールを加速させる。現在の流れが続くなら、2025年は中国EVメーカーの競争が本格的に世界舞台へ移った年として記憶されるかもしれない。

Allen Garwin

2026, 1月 02 15:12