ポルシェが米国で大規模リコール:2019-2025年式のバックカメラ表示不具合、無償アップデートで対応

ポルシェ、米国で17万台超リコール:バックカメラ不具合を無償ソフト更新で修正(2019-2025年式)
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ポルシェが米国で17万3,538台をリコール。ソフト不具合でリヤビューカメラが表示されない恐れ。2019-2025年式の911、カイエン、パナメーラ、タイカンが対象。無償のディーラー更新で対応し、FMVSS 111不適合の恐れにも対処。通知と更新は2026年まで段階的に実施。安全基準への適合回復を図る。

ポルシェは米国で17万3,538台をリコールすると発表した。原因はソフトウェアの不具合で、リヤビューカメラが映像を表示しなくなる可能性があるという。対象は2019年式から2025年式までにわたり、911、カイエン、パナメーラ、そして電気自動車のタイカンなど主力モデルに広がる。後退時の視界に関わるだけに、日々の使い勝手への影響は小さくない。

米国の安全当局に提出された情報によれば、問題はカメラそのものの故障ではない。リバースに入れた際に、ソフトウェアの不具合で後方映像が表示されない場合がある。これにより、後方視界を定める連邦自動車安全基準第111号(Federal Motor Vehicle Safety Standard No. 111)に適合しない状態となる。

ポルシェは根本原因を断定できていないとする一方、資料では制御ユニットとサラウンドビューカメラシステムの間で一時的な信号ノイズが生じる可能性を指摘。こうした短い途切れがデータ伝送を乱し、リヤカメラの映像が一時的に失われることにつながるとしている。

対策は、正規ディーラーで実施するソフトウェアの更新。オーナーの費用負担はない。スケジュールは2026年まで視野に入れる長期戦で、販売店への案内は1月、顧客への通知は2月を予定し、アップデートが完全に用意でき次第、追加の案内状も送付される計画だ。待ち時間が長めなのは気がかりだが、無償のソフト更新で解決を図る段取りは筋が通っている。

Allen Garwin

2026, 1月 02 17:12