メルセデスAMGペトロナスF1チームが、2026年型マシンの“初お披露目”となる日程を確定した。1月22日(木)に「Mercedes‑AMG F1 W17 E PERFORMANCE」の最初の画像を公開し、F1が新時代へ踏み出すうえでの節目を刻むとしている。初公開はデジタルで行われ、W17のレンダリング画像がチームの各種SNSに掲載されるほか、公式メディアサイトを通じて報道向けに権利フリーで提供される。競技史上でも屈指の大規模な技術レギュレーション改定がシーズンの性格を決めるなか、最終準備段階への“第一歩”になるというわけだ。画像公開の直後、メルセデスは1月26日から30日まで予定されている開幕前テストのためバルセロナへ向かう。このクローズドテストは、シャシー設計、空力、パワーユニットに抜本的な変更をもたらす2026年の新レギュレーション下で、W17を実走させる初の機会となる。机上の計画を現実に落とし込めるか、サーキットこそが最初の判断材料になる。続いて2月2日には、シーズン開幕に向けたデジタル発表会を実施。プレゼンテーションには、CEO兼チーム代表のトト・ヴォルフ、レースドライバーのジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリに加え、技術部門の幹部が登壇する予定だ。チームは、PETRONASと共同開発した先進的な持続可能燃料の詳細を含め、主要なレギュレーション変更点を丁寧に解きほぐして紹介するとしている。2026年のF1は、新たな章の幕開けだ。規則は電動パワーへの比重を高め、ハイブリッドの単純化や完全な持続可能燃料の義務化を盛り込む。メルセデスにとってW17は、単なるニューカーではない。勢力図を塗り替えかねない新ルールに対する、初めての本格的な回答でもある。早期のテストと段階的なデジタル公開という進め方からは、新規則への移行を本気で織り込む姿勢が伝わってくる。もちろん全貌が見えてくるのは走り始めてからだが、W17の“第一印象”は、メルセデスが次世代のF1へ攻め込む号砲になるはずだ。