BMWの2025年ドイツ生産は100万台超、iFACTORYとテクノロジー・オープンネスで柔軟化

BMW、2025年ドイツ工場で100万台超を生産—iFACTORYと柔軟生産・デジタル化で競争力示す
bmwgroup.com

BMWグループは2025年、ドイツの4工場で100万台超を生産。iFACTORY戦略とデジタル化で競争力を強化し、内燃・PHEV・BEVの混流で需要変動に対応。詳細は2026年3月の統合報告で公表予定。ディンゴルフィング、ライプツィヒ、ミュンヘン、レーゲンスブルクが屋台骨。出荷先は欧州、生産と販売の地域バランスを重視。

BMWグループは2025年、ドイツ国内の工場で再び100万台超の車両を生産した。国内総生産415万台のうち、およそ4分の1が同社の拠点から送り出された計算になる。

同社はこの成果を、ドイツという産業拠点の競争力を物語る明確なシグナルと受け止める。生産担当のBMW AG取締役ミラン・ネデリコヴィッチ氏は、結果はイノベーションとデジタル化を計画的に活用してきた表れだとし、今後の成功はドイツの産業にとって競争力ある制度・環境を維持できるかにかかっていると強調した。数字の見栄えだけにとどまらない評価だ。

ディンゴルフィング、ライプツィヒ、ミュンヘン、レーゲンスブルクの各工場は、ドイツにおける生産の屋台骨であり続ける。4拠点はいずれもBMW iFACTORY戦略に組み込まれ、スリムな組織、効率的な工程、そして高い柔軟性に主眼を置く。このアプローチこそ、同社の世界生産ネットワーク全体で競争力を保つ中核だと説明する。現場の俊敏さを引き出す設計に映る。

ドイツの生産体制を特徴づけるのが“テクノロジー・オープンネス”だ。内燃エンジン車、プラグインハイブリッド、完全電動モデルを単一のラインでつくり分けることで、需要の揺れや市況の変化に素早く身を翻せる。変化の速い自動車業界で、しなやかな耐性を高める打ち手として理にかなっている。

ドイツで生まれた車両の主な行き先は欧州市場。一方でBMWグループは、価値創出のグローバルな均衡を重視し、欧州・中国・アメリカ大陸それぞれで、生産量を各地域の販売におおむね歩調を合わせている。

2025年の詳細な生産実績(工場別データを含む)は、2026年3月に公表予定の統合BMWグループレポートに盛り込まれる見通しだ。

Mark Havelin

2026, 1月 08 02:39